nicoの備忘録

30代共働きワーキングマザーの頭の中です。

私的「仕事の流儀」〜①同僚、後輩編〜

気づけば社会人になって10年。休職期間もありますが、それなりに中堅と言われる年次になってきました。
 
4月の復職と同時に異動となり、新しい人達と接する中で、私も仕事の流儀みたいなものが結構固まっているなということに改めて気づかされたので、今日はそんな話。
まずは同僚、後輩編。気が向いたら上司編も書きたいと思います。
 
前提として、仕事は一人ではできません。なので、いかに周りに気持ちよく仕事をしてもらえるかに心を砕いています。そのためには、要所要所で相手を尊重する姿勢が大切だと思っています。
 
①人に協力してもらったときは、その人の名前を出す
例えばアウトプットをメールで報告するとき、このデータ出しは〇〇さんに手伝ってもらった、なんてことあると思います。そんなとき、〇〇さんにもご協力いただき〜と必ず名前を出すようにしています。
私は管理職ではないので直接評価することはできませんが、そうやって間接的に同僚の評判を高めることはできます。仕事なら当たり前、という考え方もありますが、いつ次の機会があるかもわからないので、メリットを感じてもらって気持ちよく協力してほしいと思っています。
 
ちなみに、イレギュラーなことをお願いしたときにちょっとしたお菓子を渡す、なんてことも以前はやっていましたが、そんなことしなくていいと言われたことがあり、今はやめています。でも名前も出ない単なる作業を分担するときは、終わったあとにお菓子を渡すなんてのも有効な気がしています。
 
まぁ、このあたりは私が手柄に興味がなく、もっというとある程度自分の評判は作れているので、誰がやったかよりきちんとしたアウトプットを出せることが重要と考えているから、ということもあります。自分の出世が一番の人はこんなことしてくれないかもしれません…(個人的には、出世は結果論であり、出世を目的にすると目の前の行動がブレるので、まずは今の自分の役割を果たすことが大切、と思っています)。
 
②相手を責めない、対処法を考える
同僚は自分のコピーではなく、自分と得意不得意が全く違う人間です。ゆえに、相手が自分の期待以上の成果を出してくれることや、その逆もありえます。
本当は、各人が得意分野にあたる仕事をしてくれたら最も生産性が高くなるのでしょうが、得意分野と興味関心が一致しない場合もありますし、世の中そんなにうまいこと仕事は用意されていません。
 
その上で、相手の出してくれたものが自分の期待を下回ったときの対応として、相手を責めずに対処法を考える、ようにしています。
例えば資料のクオリティが想定を下回っているのであれば、指摘して修正させるのか、自分でやってしまうか、スピードが遅く締切に間に合いそうにないのなら、原因を確認して依頼者にネゴしにいくなど…。
こういうときに相手を責めても何も解決しないどころか、雰囲気を悪くするのが関の山です。それよりも、どう対処するのかを考える方がはるかに建設的です。
ただし、長期的なことを考えると相手にも成長してもらわなければなりません。そのため、例えば資料を自分で直してしまったときも、なぜこのように修正したのかを必ず伝えるようにしています。
 
あと、例えば言ってることがわからないとか、メールの文章が意味不明とかのときも、こんな書き方じゃわかりません、ではなくて、私の読解力がなく申し訳ありませんが、こういうことでしょうか?と確認するようにしています。
正直、人並み以上の理解力と読解力を持ち合わせている自負はあるので、私がわからないということは相手が悪いよな、とは内心思っています(笑)ですがそんなことを表立っていっても角が立つだけなので、このあたりのクッション言葉には気をつけています。
 
③相手の時間を奪わないという意識を持つ
上と少し関連しますが、依頼をするときは相手が一度で読んでor聞いてわかるか、具体的には目的、やってほしいこと、アウトプットのイメージ&クオリティ、期限を明確にすることを気をつけています。
この辺りが不明確だと、相手の時間を奪うことに繋がりますし、自分も余計なラリーが発生します。
依頼ではありませんが、例えばこれが書いてある資料をメールでくださいといったときに、それだけぼんと送ってくる人と、何ページに記載がありますと書いてくれる人がいます。
些末なことですが、このあたりも相手に対する意識が見えるところだと思っています。
 
④「ありがとう」と「ごめんなさい」をきちんと伝える
最後に一番大切なこと。感謝と謝罪をきちんと伝えることです。
私はとても単純な人間なので、例えば、ものすごく面倒な作業を頼まれて提出したあと、「大変助かりました!本当にありがとうございます!」と言われると、まぁ次回も協力してもいいかなと思ってしまいます。
一人ひとり考え方は違いますが、感謝されればまぁしゃーないかと思ってしまうのは人情というか、割とみんな共通かなと思います。そのため、きちんと感謝と、自分が悪いと思えば謝罪を伝えることで仕事がうまく回るなら実践あるのみと考えています。
 
気をつけたいのは、ありがとうとごめんなさいを言えばいつも無理めなお願いをしてもいいということではない、ということです。それは相手の善意につけ込む行為であり、最低限にすべきです。普段からきちんと感謝と謝罪を伝えていくことで、長期的には信頼関係ができて、気持ちよく協力してもらえるのだと思います。