nicoの備忘録

30代共働きワーキングマザーの頭の中です。

妊娠糖尿病の記録②〜入院生活〜

前回妊娠糖尿病になったことを記載しましたが、今回は入院生活の話。

 

前回の記事はこちら↓

 

糖尿病内科受診後、入院が決まった私。

基本5日間で延長はないと聞いていました。

幸いなことに、物心ついてからは上の子出産時の入院以外まともに入院したことがありませんでした。入院生活のイメージが掴めず、ひたすら教育入院した人のブログを読み漁る日々を送りました(どうやらひたすら暇らしい、ということがわかりました笑)。

ごく普通の総合病院のため、部屋を個室にするか悩みましたが、夫に「産婦人科病棟でないだろうから高齢の方も多いし大部屋はストレスになると思うよ」と言われ、個室にすることにしました。実際精神的にキツかったり、気兼ねなくテレビ電話できたりと個室でよかったなと思いました。

 

初日、記録していた血糖値を見せると、ちょっと高めですねと言われ、分食(炭水化物を6回に分けて摂る)の提案を受けました。正直自分の週数でとらなければいけない主食の量はしんどいな(朝昼晩お米200gと言われていた)ので、渡りに船と分食をお願いすることに。

分食は、朝昼晩の主食が少ない一方で、食事から2時間後くらいに、100kcalくらいの軽食(カロリーメイトとか、クッキーとか)を食べる感じでした。

分食開始後、1日はいい感じの血糖値となり、うまくいけば想定よりも早く退院できると言われ、ぬか喜び。個室代も痛いしなーとるんるんしていました。

 

しかしそこから、なかなか基準値を満たさない状態が続きます。食後に運動するといいと言われたので、病院内を徘徊したり、病室でラジオ体操をしたりしましたが、うまく下がりません。

ただでさえ暇なのに、血糖値に一喜一憂する日々。1日通して基準値以下だったら退院しましょう!と言われていたのに、その夢はあえなく潰えてしまいました。

もともと、妊娠糖尿病の基準値は一般の糖尿病の数値よりもかなり厳しめ。しかも妊娠週数も進むので、どんどんコントロールができなくなります。

また、割と食事は美味しい病院でしたが、いかんせん糖尿病食なので、薄味かつデザートはなし。その上主食は大量。飲み物も水かお茶のみ。

無糖でいいからヨーグルトを食べたい、と思う日々でした。

 

そんな中、インスリンの提案を受けます。

インスリンは単位というものがあり、何単位打つかをダイヤルで決めて打ちます。

ただし、初めは何単位で効果が出るかわからないので、自己注射に慣れながら毎日1単位ずつ増やしていって、血糖値が落ち着いた時点で退院しましょう、と言われました。

 

方針は理解できるものの、この時点で既に入院3日目。夫にも上の子にも会えず、出された食事を黙々と食べ、血糖値を測る以外はひたすら暇。仕事も休み、いつまで入院になるかわからない。個室なので話し相手もいない…割とメンタルが崩壊しかかっていました。

 

とはいえそんなことを言っていても仕方ないので入院を続けていたある日、回診のときに主治医でない上の先生(外来でお世話になっていた)から声をかけられます。

「入院延長になっているけど、二人目だったよね?上のお子さんはどうしているの?」

「保育園に行っていて、夫が基本送迎してます」

「えっそれは大変…!そしたらインスリン打ってるなら保険適用でフリースタイルリブレが使えるから、モニタリングしていく前提で明日退院しましょう」

あまりの唐突な展開についていけてませんでしたが、フリースタイルリブレの説明を受けて、翌日晴れて退院しました!

 

トータルでは7日間の入院でした。

もっと長く入院している妊婦さんももたくさんいる中ではあるのですが…個人的には今回の先が見えない入院生活はかなりキツかったです。

看護師さんも定期的に来てくださりましたが、産婦人科病棟ではなかったこともあり、どうしても高齢者にかかりきりで、ゆっくり会話する雰囲気ではなく。個室なのもあり孤独感を増す日々でした。

そんな中、唯一ゆったりした雰囲気でたくさん話をしてくれた看護師さんがおり(ナースコールが鳴っても「行きますね〜」と応えて適当に受け流していた)、その方が担当の時は本当に救われました。退院時にお会いできなかったのが心残りです。

 

次回は入院後の生活について書きたいと思います。