nicoの備忘録

30代共働きワーキングマザーの頭の中です。

仕事のモチベーションについて雑感

人生は暇つぶしといったのはパスカルだそうですが、その昔どこかで「仕事なんて暇つぶし」という言葉を見つけて、言い得て妙だなと思った記憶があります。

 

さて、最近仕事のモチベーションというか、原動力はなんだ?ということをずっと考えていて。

お金は貰えるに越したことはないけど、稼ぐこと自体にはそんなに興味はなく、出世も権限が増えるのは面白そうだとは思うけど、地位に興味はなく。大量の仕事を捌くのは楽しいし知的好奇心が満たされて面白いという気持ちもあれど、それなら別に勉強でもいいし、なんかしっくりこない…。

 

そんなある日、電車でぼーっと考えていて、あぁこういうかとかと腑に落ちました。

うまく言語化できないんですが、自分には人間としての理想像と、仕事をする上での美学みたいなものがあるんですが、仕事をする中でそれを発揮しようとしているというか。仕事を、理想的な自分で、美学に反せずやることがたぶん一種のゲームになっていて、その過程を楽しんでいるんですよね。

 

だから、例えば最後丸く収まっても、プロセスがぐちゃぐちゃ、つまりそこに至る自分(態度ややり方)が理想とかけ離れていたり、ポリシーと異なる意思決定をしてしまったらものすごく反省するし、逆に結果が伴わなくても、そこまでに至る自分の動きに納得いっていればそんなに気にしないというか…。

評価も良ければありがたいけれど、それよりも自分の中での納得感重視。営利企業に勤めているので大きな声では言えないんですが、そんな感じなんです。

 

ラッシュライフの黒澤というキャラクターが大好きなんですが、彼も群れて仕事しないなどの自分ならではの美学みたいなのを持っていて、そこがすごく好きです。まぁ、職業は泥棒ですけど…。

 

 

 

ではその理想像や美学って何、というと…

理想像:どんな仕事(量、難易度)も涼しい顔して片付ける人

美学:自分が直感的に違うのではと思ったこと(≒倫理的にグレーなこと)はやらない

みたいなイメージ。

 

まず理想像については…

量という意味では、担当している仕事はきれいに片付けられていって、突発的な何かが発生しても冷静沈着というか。全然できてなくて恥ずかしくなってきましたが(汗)忙しいオーラを出さないように、というのはちょっと意識しています。

私は優先度の付け方がちょっと独特みたいで、よっぽどのことがない限り、3分以内で終わる仕事がきたら、(当該仕事の緊急度合いに関わらず)まずはそれを片付けます。今手一杯なのであとでやります、より、その場で片付けて頭の中からタスクを落としてしまったほうが楽だと考えるからです。あと、そういうことって、「誰でもよいちょっとしたこと」だったりするんですが、それを普段からにこやかに引き受けていると、いざというときに助けてもらえる、という側面もあります。

 

一方で、難易度については、正直あんまり仕事の難易度が高くて困るって思ったことないんですよね…。本当は良くないですが、内容を完全に理解していなくても作業には落とせるのと、全てを1人で抱え込む必要はないって思っているからかもしれません。本当に全くわからないならわかりそうな人に聞けばいいし。迷うなら相談すればいいし、と。

強いて言えば相手の言ってることがふわふわしててよくわからなくて困るってことはあるかなぁと。まぁでもこういう場合って相手もたぶんよくわかってないので、こういう意味合いですかね?という解釈を提示した上で会話すれば済む話なのかなと。

あとはカウンターの人が面倒臭いとかで、難易度が上がってしまうこともありますかね。これは正直経験値が物を言う側面が強いと思っていて、それでも無理なら上を巻き込むしかないかなぁと。

昔はこのくらいで上を巻き込むのは…と遠慮していたときもありましたが、最近は時間もないのと、ぶっちゃけ相手側の問題であることが多くなってきたので、手に負えないと思えば言うようにしてます。なお、JTCなので年次や肩書に弱い人が結構いるのと、最近はマシにはなりましたが女性ってことで舐められることもちらほらあります(ここらへんはそのうちまとめたい)。

 

美学は書いた通りなんですが、要するにwin-winかどうか、後ろ暗いところがないかということかなと思いました。例えば法律の抜け穴みたいなところで稼いだとして、それを大っぴらに主張できるのか?ということかなと。もちろん私も聖人君子ではないですが、可能な限り清廉潔白でいたいな、と思う今日このごろです。